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【ベトナム・ホーチミン】シルバーランド ベンタイン ホテル宿泊記

旅行記

女子旅だからこそ、少し“可愛い”を選びたい

今回のホーチミンは、知人との滞在。
私は2回目、友人は初めてのベトナムでした。

「せっかくなら、街の中心を歩きやすい場所がいいよね」
そう考えて選んだのが、ベンタイン市場周辺。

土地勘のある私にとっても、初めての彼女にとっても、
動きやすく、安心できる立地は大切でした。

そしてもう一つの決め手は、
事前に見た客室写真の“かわいらしさ”。

40代、50代になると、
「便利」「清潔」「安心」は当然として、
そこにほんの少し、“心が浮き立つ要素”を求めたくなります。

効率だけではなく、
感性も満たしたい。

そんな気持ちに、そっと応えてくれそうなホテルでした。

赤いドアの向こうに広がる別世界

大通りから一段上がった先に現れる、赤いドア枠のエントランス。

階段を上がるその数歩が、
街の喧騒とホテルの世界を切り替える儀式のようでした。

扉を開けた瞬間、
外の蒸し暑さを忘れるほどの涼やかな空気。

ロビーは、丸みを帯びた壁と曲線のデザインが印象的で、
どこか宇宙船の内部のようでもあり、
けれど冷たさはなく、モダンで温かみも感じる空間。

家具もひとつひとつが愛らしく、
写真を撮りたくなる気持ちを抑えられません。

ウェルカムドリンクはポットに入ったお茶。
小さな砂糖菓子が添えられ、ほっとする甘さが広がります。

そして、水に濡らすとふわりと膨らむお手拭き。

そんな小さな演出に、
思わず「かわいい」と声が出てしまう自分。

忙しく働く日常では、
こんな風に心が素直に動く瞬間は、案外少ないものです。

丸みが生む、やさしい安心感

客室に入ると、木と白壁を基調にした温かな空間。

強い主張はないけれど、
どこかやさしく包まれるような印象があります。

印象的だったのは、トイレの丸い木製ドア。
思わず触れたくなるフォルム。

トイレもR壁で仕上げられ、
洗面のミラーも丸みを帯びたデザイン。

直線ではなく、曲線で構成された空間は、
どこか緊張をほどいてくれます。

バスタブ、シャワー、トイレはゆるやかに仕切られていますが、
完全なドアはありません。
開放感を重視したつくり。

洗面台のアメニティは、バンブーボックスに丁寧に収められていて、
ナチュラルな質感が心地いい。

コーヒーカップは淡い水色。
小さな色づかいにも、ホテルの世界観が感じられます。

冷蔵庫には水以外のドリンクも。
ベッド横にはライトとコンセント。
実用面もきちんと整っています。

ベッドにはキルトカバーのクッションがアクセントに。
まさに“女子心”をくすぐるベッドルーム。

可愛らしさと落ち着きが、
ちょうどいいバランスで共存しています。

朝食は、ぜひ体験してほしい

朝食会場は、また違う世界。

曲線的な内装は、まるで宇宙船の中のよう。
非日常感がありながら、不思議と落ち着きます。

メニューは想像以上に豊富。

フォーはもちろん、
温かい料理、フルーツ、パン類…。

中でも忘れられないのが、蒸したバナナ。

甘みがぎゅっと凝縮されていて、
思わずおかわりをしてしまいました。

旅先での朝食は、
その一日を左右する大切な時間。

ここでは、
“食べる”以上に、“楽しむ”という感覚がありました。

そして廊下。

思わず写真を撮りたくなるデザイン。
まっすぐ歩いているはずなのに、
少し感覚が揺らぐような、不思議な空間。

ホテル全体が、ひとつのアート作品のようでした。

現地で出会った素敵なお店

ホテルから足を伸ばして訪れたケーキ店。

一般的な三角や四角のケーキではなく、
食材そのものの形をしたケーキが並びます。

アボカドの形をしたケーキ。
種まで食べられるという遊び心。

とうもろこしの葉も、もちろん食べられます。

見て楽しい。
写真を撮って楽しい。
そして、きちんと美味しい。

大人になっても、
こんな風に純粋に驚ける瞬間があることが、うれしい。

正直レビュー

ラグジュアリーホテルのような重厚感や格式とは違います。

けれど、
デザイナーズホテルならではの世界観に身を置く体験は、
旅の記憶をより鮮明にしてくれます。

「上質=重厚」だけではない。

遊び心と清潔感が両立した空間は、
大人の女性にも心地いい。

まとめ

せっかく海外に行くなら、
ただ眠るためのビジネスホテルではなく、
少しだけランクを上げてみる。

日本ではなかなか出会えないデザインに身を置くことで、
感性が少し柔らかくなる気がします。

今回は時間がなく、プールを利用できなかったのが心残り。

次に泊まるなら、2泊はしたい。

1泊では、あまりにあっという間。

ホテルもまた、
旅そのもの。

忙しく働く日々の中で、
「整える時間」を持つこと。

その拠点として、
このホテルは、静かに、でも確かに、
心に残りました。

ホーチミンを訪れる大人の女性に、
そっとおすすめしたい一軒です。

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